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【注意点】NCルータで加工する場合、内側の角にRがつきます

はじめに

弊社には、切文字製作用の機械がたくさんあります。その中でも一際輝いているのが✨NCルータ✨です!赤くて大きくて、加工時の音も迫力満点です😅

NCルータで加工する切文字ですが、実はちょっと気にしていただきたい点がございますので、ご紹介させて頂きます🙏

 

そもそもNCルータとは?

弊社で使っているものですが、これです👇

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弊社での使用法からNCルータを一言で説明すると、「数値制御で切削加工をする機械」というところでしょうか。

切削(せっさく)というのは、「削って切る」ということですが、ここが今回ご説明する内容のポイントになります。

 

刃の形状はこんなかんじ

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こちらの刃をぐるぐる回して削り取りながら切り出していきます。ハサミやカッターナイフのように切るわけではないのです。

なので、刃のサイズ(直径)の関係でどうしても内側に鋭角気味の角があると、削り出せない部分が出来てしまい、Rがついてしまうのです。

ちなみに、「Rがつく」とは「まるくカーブして曲がっている」といった意味合いです。

 

 

実例を見てみましょう

こちらは看板の「看」というアルミ複合板の切文字です。

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まるで囲んだ部分を拡大してみると、こういった具合です。

点線が、本来カットしたかった部分です。

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角部分に注目して下さい。ピシッと角を出すことが出来ません。刃の形状の関係で、どうしてもRがついてしまいます🙏

 

 

Rがついてしまう場合の対応策は?

今回の例はRがついてしまうことが分かりやすいように、あえて刃のサイズ(径)が大きいもので製作しました。

実際にRがついてしまう場合は、刃のサイズ(径)を小さくすることで多少は対応することが出来ます。但し、いわゆるピン角をNCルータで作ることは、まだまだ難しいところです。

 

 

おわりに

今回は、NCルータのご紹介と、製作上の注意についてご紹介しました。どうしてもピン角が必要である場合は、NCルータでの対応は難しくなります。ご了承下さい。

ちなみに、NCルータの刃は、こういったものもあります!かっこいいですね😎

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