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カルプ文字16: 製作編

今回はカルプ文字の製作について投稿します。

 

カルプ文字とは……

ウレタン樹脂を利用した立体文字看板です。

軽量なので、取付も簡単です。

 

カルプ文字をご注文頂く際に、

  1. 表面の仕上げ

  2. 厚み

  3. 文字の大きさ

 

など諸々お伺いする事がございます。

 

表面シート貼り、側面近似色塗装仕上げの場合、

ご指定頂いたカラーシートをカルプ文字の表面(アルミ複合板)に貼り付けます。

カルプ文字はアルミ複合板(3mm厚)とウレタン樹脂をボンドで接着し、

1枚の大きな板(910mm X 1820mm)から切り出します。

次の写真をご確認頂くと、少しだけおわかり頂けるかと思います。

 

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こちらは青のカラーシート貼り、側面を近似色塗装で仕上げました。

 

「カルプ文字はどうやって製作するるのか?」と疑問に思われるお客様もいらっしゃるかと思います。

 

まず、初めにカルプボードにカラーシートを貼り、その上に透明のシートを貼ります。

その透明のシートの上に「カット原稿」という紙を貼ります。

この「カット原稿」のラインに沿って、職人がミシン(簡潔に言うと糸鋸)でカットしていきます。

 

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こちらは表面に黒(ツヤ無し)シートを貼った後、透明シートを貼ってあります。

その上に上述のカット原稿を貼り付けます。

 

透明シートを貼る目的は

 

  1. 文字をカットする際に「カット原稿」を貼り付けるため

  2. カット後、側面を塗装するため

 

上記の2点です。

 

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上の写真の上部がカット原稿という物で、カルプ文字を製作する際に欠かせない、

カットラインのガイドです。

下部の紙は取付原稿という物で、カルプ文字の取付の際のガイドです。

 

そして、カット完了後の状態はこちらです。

 

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ご確認頂くと、切粉がたくさん付着しているのがおわかり頂けるかと思います。

カルプ文字は冒頭で記載した通り、

アルミ複合板と発泡ウレタンで出来ています。

ミシン(簡潔に言うと大型電動糸鋸)でカットしていく際に、必ず切粉が出ます。

アルミ複合板は発泡プラスチックの中に薄いアルミシートをサンドして作られています。

なので、プラスチックとアルミの粉が出てしまいます。

 

切粉を清掃すると

 

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少し綺麗になったのがおわかりになると思います。

※この後、もっと綺麗に清掃しています

清掃後、塗装に入ります。

 

この時点で文字は綺麗に切れているのですが、カット原稿と透明のシートは剥がしていません。

何故ならば、2の塗装のためです。

(カット原稿は剥がしても問題はありません。) 側面を塗装する際に、透明のシートが表面のカラーシートを保護し、

塗料からシートを守る役割を果たします。

 

透明シートをを剥がすと

 

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黒(ツヤ無し)シートが現れます。

側面も近似色塗装で仕上げています。

しかし、ここではまだカルプ文字の製作は完了していません。

透明のシートを貼ってはいるものの、

やはり塗装が少し表面のカラーシートに乗ってしまう事があります。

なので、必ず表面のカラーシートも清掃してから発送致します。